マルデン島 (Malden)
マルデン島(モールデン島、Malden Island)は、中部太平洋に位置する無人島. 19世紀においては、インディペンデンス島(独立島、Independence Island)とも呼ばれた. ライン諸島の内、中部ライン諸島にあり、キリバスに所属する. 標高は低く不毛な島で面積は約39.3km2 (15 mi2).
マルデン島は、先史時代に築かれたと考えられる謎の多い遺跡、かつて存在した広大な燐酸質グアノ 、またイギリス初の水爆実験場として使われた こと、そして現在は海鳥の重要な繁殖地として知られる.
マルデン島は現在、マルデン島自然保護区(Malden Island Wildlife Sanctuary)に指定されている. 2014年にキリバス政府は、南部ライン諸島の島(カロリン島(ミレニアム島)、フリント島、ヴォストック島、マルデン島、スターバック島)の周辺に12海里の禁漁区を設定した.
マルデン島は赤道の南約242 nmi、ホノルル(オアフ島・ハワイ州)の南約1530 nmiの位置にあり、南アメリカ大陸からは4000 nmi以上もの距離がある. 最も近い陸地は、ライン諸島のスターバック島で、マルデン島の南西110 nmiに位置する. また有人地としては、トンガレバ島(ペンリン島)(クック諸島)が最も近く、マルデン島の南西243 nmiに位置している. 最も近い空港は、キリスィマスィ島のカシディー国際空港で、マルデン島の北西365 nmiに位置する. この他の島として、ジャーヴィス島が北西373 nmi、ヴォストック島が南南東385 nmi、カロリン島(ミレニアム島)が南東460 nmiに位置している.
マルデン島の形は大雑把に言って正三角形に近く、最も広いところで幅は約8 km(北西方向から南東方向)である. また、西側と南側の角は少し切り取られたような形で、北側、東側、南西側の海岸は少し短く、約7 kmの長さとなっている. また更に短い西側と南側の海岸は約1kmから2km(1⁄2から1 mi)程度の長さである. マルデン島の東側から中央部の大部分は、不規則な形の広く浅い礁湖が存在しており、この湖内には多くの小島が点在している. この礁湖は陸地によって閉じられており、海面とはつながっていないが、北側と東側の土地は比較的狭い. この礁湖は地下で海とつながっており、水は完全に海水である. マルデン島の陸地の大部分はこの礁湖の西側と南側に存在する. そして島全体の面積は約39.3km2 (15 mi2)である.
マルデン島の標高は低く、最高点においても海抜10 m以下である. この島の最高標高点は、海岸にほど近い島の縁にある. 島の内側はこれよりもさらに低く、島の西側で海抜数m程度しかない. 島の中央部から東側にかけては海面よりも陸地が低く、その部分が礁湖となっている. この様な地形のため、マルデン島の内陸部のほとんどから海を見ることはできない.
またマルデン島には淡水はないが、地下に淡水レンズが存在する可能性がある.
マルデン島の海岸には、太平洋の波が止まることなく打ち付けており、狭いながらも白色から灰色の砂浜を形成している. 最も大きな白い砂浜が存在する西側の海岸を除いて、海岸は灰色の珊瑚の殻に覆われており、これによって海岸に沿った島の縁が形成され、島の内側まで達している.
マルデン島は、先史時代に築かれたと考えられる謎の多い遺跡、かつて存在した広大な燐酸質グアノ 、またイギリス初の水爆実験場として使われた こと、そして現在は海鳥の重要な繁殖地として知られる.
マルデン島は現在、マルデン島自然保護区(Malden Island Wildlife Sanctuary)に指定されている. 2014年にキリバス政府は、南部ライン諸島の島(カロリン島(ミレニアム島)、フリント島、ヴォストック島、マルデン島、スターバック島)の周辺に12海里の禁漁区を設定した.
マルデン島は赤道の南約242 nmi、ホノルル(オアフ島・ハワイ州)の南約1530 nmiの位置にあり、南アメリカ大陸からは4000 nmi以上もの距離がある. 最も近い陸地は、ライン諸島のスターバック島で、マルデン島の南西110 nmiに位置する. また有人地としては、トンガレバ島(ペンリン島)(クック諸島)が最も近く、マルデン島の南西243 nmiに位置している. 最も近い空港は、キリスィマスィ島のカシディー国際空港で、マルデン島の北西365 nmiに位置する. この他の島として、ジャーヴィス島が北西373 nmi、ヴォストック島が南南東385 nmi、カロリン島(ミレニアム島)が南東460 nmiに位置している.
マルデン島の形は大雑把に言って正三角形に近く、最も広いところで幅は約8 km(北西方向から南東方向)である. また、西側と南側の角は少し切り取られたような形で、北側、東側、南西側の海岸は少し短く、約7 kmの長さとなっている. また更に短い西側と南側の海岸は約1kmから2km(1⁄2から1 mi)程度の長さである. マルデン島の東側から中央部の大部分は、不規則な形の広く浅い礁湖が存在しており、この湖内には多くの小島が点在している. この礁湖は陸地によって閉じられており、海面とはつながっていないが、北側と東側の土地は比較的狭い. この礁湖は地下で海とつながっており、水は完全に海水である. マルデン島の陸地の大部分はこの礁湖の西側と南側に存在する. そして島全体の面積は約39.3km2 (15 mi2)である.
マルデン島の標高は低く、最高点においても海抜10 m以下である. この島の最高標高点は、海岸にほど近い島の縁にある. 島の内側はこれよりもさらに低く、島の西側で海抜数m程度しかない. 島の中央部から東側にかけては海面よりも陸地が低く、その部分が礁湖となっている. この様な地形のため、マルデン島の内陸部のほとんどから海を見ることはできない.
またマルデン島には淡水はないが、地下に淡水レンズが存在する可能性がある.
マルデン島の海岸には、太平洋の波が止まることなく打ち付けており、狭いながらも白色から灰色の砂浜を形成している. 最も大きな白い砂浜が存在する西側の海岸を除いて、海岸は灰色の珊瑚の殻に覆われており、これによって海岸に沿った島の縁が形成され、島の内側まで達している.
地図 - マルデン島 (Malden)
地図
国 - キリバス
キリバスの国旗 |
キリバスは33の環礁からなり、それらは赤道付近に350万km2にもわたって散らばっている. そのために世界第3位に相当する排他的経済水域を有している(ただし、陸地が少なく領海や接続水域も少ないため、これらを含めると15位にも入らない). 世界で最も早く日付が変わる国の一つでもある.